シャーマニズムについて

自ら異世界へと旅をする 〜シャーマニズムの根幹〜

シャーマンは「目に見えない」源から、情報を得る技術を持っています。
身体的兆候や自然の兆しを読むことによって、最善の時機や方法を導きだします。
石、スティック、カードなどを用いることもあります。

兆しの解釈の方法は、それぞれのシャーマンを助けるスピリットからもたらされます。
シャーマンは自ら異界へと旅をし、必要な情報を手に入れます。

このようなシャーマンの技術は、狩りのための獲物を見つけること、天候の予測、野営地の選択、移動の時機、儀式の時機などを導きだすことに使われてきました。

さらに個人の助けとして、危機の察知、治療の方法、進むべき道、出来事の意味を受け取ってきました。

人々は、友人や家族との関わり、健康、恋愛、妊娠と出産、死、将来の展望、夢の解釈についてシャーマンに意見を求めてきました。

風の声
樹々のささやき
雲の動き
動物との遭遇

シャーマンは自然の兆しを読み取り、コミュニティと個人のために情報を提供してきたのです。

自ら、異世界へと旅をし叡智に触れる。
その技術がシャーマニズムの基礎となっています。

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