シャーマニズムについて

現代のシャーマニズム

現代のシャーマニズムは、世界中の伝統的な文化で見ることができる、シャーマンが培ってきた原則と実践を基にしています。
一部の人々の間では、「ネオ・シャーマニズム」と呼ばれているものです。

シャーマンが実践を重ねて来た環境は、実にはっきりとしています。

自然と共に生きてきた生活。
周囲の景色。
彼らが考えていた世界観。
動物の存在。
世代を重ねて進化した社会的習慣。

その中で、シャーマンの役割は首尾一貫しています。
コミュニティ、あるいは個人と自然との調和を保つこと。
バランスがくずれていたならば、取り戻すこと。

約50年前、主に米国で始まったシャーマニズムの新たな流れは、都市部で生活をしている人々にも、シャーマニズムの核となる要素をトレーニングで身につけることを可能にしました。
現代のシャーマニズムで行われる技法は、世界各地に見られるシャーマニズムに共通している核となる部分に基づいています。
多くの土着の文化で行われてきたシャーマニズムの技法ですが、それは現代社会においても効果を表します。
コア・シャーマニズムの実践家たちは、シャーマニズムの伝統に変更を加え、現代の一般的な生活に役立つ技法を創りだしています。

シャーマニズムの中心となる原理は、以下のようなものです。

・人間は、意識を変容させた状態で生産的に行動することが可能である。
・意識の変容は、単調な音(安定したドラムのリズムや詠唱など)によって誘導することができる。
・意識の変容は、普段触れることのない世界とコンタクトをとる手段となる。
・我々は、自分自身と他の人のために役に立つ、心身ともに有効な治療の知識をその世界から得ることができる。

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