シャーマニズムの基本的な前提、それはすべてのものとのつながりを認めること。
地球は私たちの母であり、空は父、太陽は祖父、月は祖母。
私たちの兄弟と姉妹は、石の人々、樹々の人々、生きているもの全ての存在、植物の人々、他の二本脚の人々。
私たちは決して一人ではない。
「ミタクエ・オヤシン」
ネイティブアメリカンのラコタ族の言葉。
「私につながるすべてのものたちよ」という呼びかけ。
身体的な死を迎えて現在の世界から離れるとき、創造の家族であるというつながりを忘れなければ、悲嘆するべきものは何もない。
つながりを取り戻す方法の一つシャーマニズム。
現代の私たちの世界で、開かれた心だけがつながりを理解させてくれる。
私たちは感じることを大切にし、生き物の形態が伝えてくれる優しい教えを聞くために、自身の中にあるセンスを大切に。
森の中、丘の上、川べり、山の中。
周りにいる生き物に囲まれている自分。
風がどの方角から吹いているだろうか。
雲はどのように流れているだろうか。
動物や他の何かの形を見せてくれていないだろうか。
母なる大地の暖かさが、私たちを穏やかに育んでいることを感じ、祖父なる太陽の光が母なる大地の胸に注がれていることを感じる。
雨という恵みが、私たちの渇きを潤してくれる。
私たちを取り巻くすべてを尊重し、讃える。
花や岩は私たちの教え手になり、私たちに認められることを待っている。
私たちが感じることを許せば、メディスンは豊かに与えられる。
スピリットは風と共に。
南から来る風は、信頼、純真さ、無邪気さの力と共に。
西から来る風は、内省と捜している答えを連れてくる。
北から来る風は、智恵と感謝の教え。
東から来る風は、光明と新しい考えと自由。
何かが私たちの目を引くとき、それは私たちの注意を促して語りかけている。
その声に気づくと、自身をとりまくものとのつながりが圧倒的な体感を伴って私たちを包み込む。