人類の初期の時代から、信仰、芸術、魔法は絡み合っていたようです。
石器時代の洞窟絵画には、バイソンの毛皮をかぶった人物や動物の角を頭に着けた人物が描かれています。
初期のシャーマンは野生動物の運命をコントロールし、狩りの獲物を確保する役割でした。
動物の姿を模し、獲物となる動物が犠牲となってくれるよう、精神的な契約を交わしました。
石器時代の狩人はシャーマニックな方法で、動物を仲間とし、自分たちに守護を与えてもらうために、意識を動物と同調させる術を身に付けていました。
この感覚が発展し、「アニミズム」と呼ばれるすべてのものに魂が宿っているという考えに行き着きます。
動物、植物、石、装飾品、武器などにスピリットが宿っていると考えました。
人にもスピリットが宿っていて、スビリットは身体から離れ、他のものに宿るスピリットと対話をすることは不思議なことではありませんでした。
狩りを行う前に、動物に許しを得ること。
植物を採取する前に、許しを乞うこと。
必要な量以上は採らないこと。
犠牲となってくれたものに敬意を払い、無駄にしないこと。
シャーマニズムの初期から続く世界観です。