オポッサムは南北アメリカに生息する有袋類です。
外見がネズミに似ていることからフクロネズミとも呼ばれます。
また、子どもを背中に乗せて歩くのでコモリネズミと呼ばれることもあります。
雑食性で、昆虫や果実などを食料にしています。
木に登るのに適した鋭いツメと長い尾を持っていて、樹上で多くの時間を過ごします。
オポッサムは擬死反射と呼ばれる、死んだ振りが得意です。
脅威にさらされると、目を閉じ、口は半開きで舌を出し、地面に倒れます。
死臭まで放つ種もあります。
4時間もこの状態を保つことができ、敵が油断をしたすきに逃げ出します。
この防衛の方法はとても効果が高く、ほとんどの敵は混乱させられます。
オポッサムは鋭い歯を持っていますが、まず戦いにつかうことはありません。
戦わずに最大の防衛を成し遂げます。
オポッサムは戦略の転換を私たちに伝えてくれます。
オポッサムのメディスンは転換です。