シャーマニズムについて

古代から引き継がれた道。

西洋の旅行者や探検家が、部族の文化の中で最初にシャーマニズムに遭遇したとき、何が行われているのか理解ができませんでした。
17~18世紀に典型的であった宗教的な見方では、シャーマニズムは異質なものでした。
19~20世紀での精神的な見地でも、シャーマンは奇妙で危険なものに見えました。

シャーマンは当時の宗教が認めなかったスピリットと交信し、人々に貢献していました。
動物、土地、水や風などのエレメントと対話をしていました。

シャーマンは、木や岩や他の非知的な存在と対話をします。
見えない領域へと旅をし、叡智を得ます。

シャーマンが人間に対しての優れた洞察力を持ち、人々に治癒をもたらし、コミュニティの調和を維持する役割を担っていることを西洋の人々が理解するまで、数世紀を必要としました。

現代のシャーマンは、大きく分けると2つの流れのなかに見られます。

1つは、土着の文化において訓練される伝統的なシャーマンです。
現在も伝統的な生活を守り続けている人々です。

1つは、シャーマニズムの核となるものを抽出し、その訓練を実行したシャーマンです。
現代の生活をしつつ、シャーマニズムの技法を行う人々です。

両者とも世界中に見られ、重要な治癒に関わる活動を活発に行っています。
個人を勇気づけ、発奮させ、癒す展望をスピリットの世界からもたらします。

シャーマンはスピリットの世界とのつながりを取り戻し、生きる力を運びます。
古代から培われてきたシャーマニズムの道は、この先も引き継がれていきます。

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